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『トゥームレイダー:レガシー・オブ・アトランティス』プレビュー 30年続く冒険の原点が、驚くほど新鮮な体験で蘇る

📰 Simon Cardy 👤 Simon Cardy 🕒 2026-06-12 00:18:00
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『トゥームレイダー:レガシー・オブ・アトランティス』プレビュー 30年続く冒険の原点が、驚くほど新鮮な体験で蘇る
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ララ・クロフトの最新リブート作を実際にプレイして見えてきたこと
「トゥームレイダー」がどんなゲームかは、説明するまでもないだろう。おそらく多くの人がララ・クロフトの冒険を一度は体験しているはずだし、たとえそうでなくても、1996年の彼女の初陣に影響を受けた映画的アクションアドベンチャーゲーム――「アンチャーテッド」や「Horizon」、「STAR WARS ジェダイ」といったシリーズのタイトル――を遊んだことはあるだろう。だが今こそ、その原点へと立ち返るときだ。『トゥームレイダー:レガシー・オブ・アトランティス』(以下、「レガシー・オブ・アトランティス」)は、ひとつのジャンルの礎を築いた物語を現代的に再構築し、その歴史の出発点へと連れ戻す。私は先日、本作の短いデモ版をプレイする機会を得た。水を使ったパズルや側転アクション、恐竜との銃撃戦などが盛り込まれた内容がどこか懐かしさを感じさせる一方、美しく刷新されたビジュアルと現代向けの改良が随所に加えられていた。プレイそのものは十分に楽しめたし、昔の物語を新たな手法で描き直すこの試みが、来年2月の製品版でどこまで踏み込んだものになるのか、大いに気になるところだ。
30年という歳月は長い。テクノロジーが急速に進化し続けるビデオゲームの世界においてはなおさらだ。もし最近、コントローラーを握って初代『トゥームレイダー』をプレイしようとした人がいるなら、ララ・クロフトの操作感ほどそれを痛感させるものはないだろう。重く、硬いその挙動と、お世辞にも機敏とは言えない方向転換のせいで、彼女の操作感は、フットワークの軽いアトランティス探検家というよりも、巨大な豪華客船を操縦しているかのようだ。ありがたいことに、シリーズの長年の番人であるCrystal Dynamicsと、新参のFlying Wild Hogが共同開発を手がけるこのリメイク版では、その問題が見事に解消されている。
本作のララは非常に身軽で、そのふわりとしたジャンプはネイサン・ドレイクというより、むしろ「スーパーマリオ」のピーチ姫を思わせる。最初は少し慣れが必要だった。特にNaughty Dogがアクションアドベンチャーというジャンルに持ち込み、「トゥームレイダー」の近年の「サバイバー・トリロジー」の土台ともなった、まるで壁や足場に吸い付くような移動システムに慣れているならなおさらだ。一方で、本作のララには、Core Designが手がけたオリジナル版譲りのクラシックな操作感も残されている。正直なところ、デモの序盤ではその感覚に少し戸惑った。しかし、しばらく遊ぶうちに、この自由度の高いララの操作が楽しく感じられるようになった。もっとも、そのジャンプ力には「ペルーのロストバレーは無重力地帯になったのか」と思わされる場面もあったが。結果的に、この昔ながらの設計思想を取り入れたアプローチは、「決められたルートをよじ登って進む」のではなく、「本当にその場所を探索している」という感覚を強めることに成功している。
私が放り込まれた小さなジャングルのエリアには、ララがこれまで何度となく挑んできた、歯車と水流を利用するおなじみのパズルが用意されていた。私は、クライミングや水泳、グラップルアクションを駆使しながら小規模なサンドボックス型エリアを探索し、行く手を阻む巨大な門を開くために必要な機械部品を探し回った。そこで活躍したのが、今回新たに追加されたグラップルガジェットだ。これはララの手首から発射できるもので、まるでスパイダーマンのように使える。しかも用途は幅広い。この短いデモ版の中だけでも、その多彩な活用法が示されていた。たとえばこのガジェットを使って頭上のフックに引っ掛け、激流を飛び越えて移動したほか、歯車に挟まった木材を引き剥がして装置の詰まりを解消したり、巨大な重りを引き下ろしたりした。さらに、その重りの上へ飛び乗り、シーソーのような構造の反対側が持ち上がる力を利用して上方へ移動する場面もあった。パズルそのものの設計は昔ながらのものだが、このグラップルのような工夫によって現代的な手触りへとアップデートされている。こうした調整からは、本作が単なるリメイクにとどまるつもりはないことがうかがえる。ララの装備やアクションの設計には、Crystal Dynamicsによる近年のサバイバー・トリロジーから受け継いだ要素も見て取れた。
さらに追加された要素として、世界各地に散りばめられた多数の収集アイテムや、ララのスキャナーを使って周囲を調査し、隠された秘密を探し出せるシステムがある。私の見る限り、「レガシー・オブ・アトランティス」は一本道の直線的なアドベンチャーであることに変わりはない。しかし、メインルートから外れて探索すれば、さまざまな報酬を得られる。古代文明の歴史や背景を掘り下げる文書だったり、ララに追加のスキルポイントを与えるアイテムだったりと、その内容はさまざまだ。ただし、デモ版ではスキルツリーのメニューにアクセスできなかったため、能力をどのように強化・カスタマイズできるのかまでは確認できなかった。それでも、スキルツリー自体が存在するという事実から、本作が新たな奥行きを備えていることはうかがえる。そして、それは理にかなっている。というのも、「レガシー・オブ・アトランティス」はイギリス人冒険家ララ・クロフトの最初の物語を描き直した作品ではあるものの、2013年から2018年にかけて展開されたサバイバー・トリロジー(彼女の原点を描く、初代作の前日譚という扱い)と同じ世界観に属しているからだ。つまり彼女はもはや駆け出しの冒険家ではない。その経験に裏打ちされた技術と知識を備えたララとして描かれている。
そうしたララの成長ぶりがもっともよく表れているのが戦闘だ。私が体験できたのはほんのわずかだったが、先ほどの歯車集めのパズルを解き、巨大な扉の先へ進んだところで、その一端に触れることができた。扉の向こうで私を待ち受けていたのは、空腹のヴェロキラプトルの群れだった。同じペルーの住人だとパディントンが思い当たるが、こいつはパディントンよりもずっと凶暴な相手である。もっとも、それでよかったのかもしれない。イギリスが生んだもっとも愛らしい輸出品のひとつに向かって何発も弾丸を撃ち込むことになったら、その場で泣いてしまっただろうから。幸いにも、その役目を担ったのはイギリスが生んだもっとも危険な輸出品のひとつだった(念のため言っておくが、私ではなくララ・クロフトのことだ)。ララは襲いかかる太古の脅威を相手に、回避し、側転し、バク宙で飛び退きながら、鋭く飛びかかってくるヴェロキラプトルをかわしていく。十分な距離を確保できれば、おなじみの二丁拳銃を撃ち込める。しかもありがたいことに、この拳銃には無限の弾薬が用意されている。
銃撃戦そのものも軽快で反応も良好だが、ララが新たに習得した「フォーカス」システムの登場によって、戦闘はさらに生き生きとしたものになった。戦闘中にタイミングよくアクロバティックな回避を決めたり、敵の攻撃を寸前でかわしたりすると、フォーカスゲージが蓄積されていく。ゲージが溜まるとチャージを獲得でき、右バンパーボタンを押すだけで発動可能だ。発動すると、ララは華麗に宙へと舞い上がり、時間の流れが遅くなる「バレットタイム」状態へ突入する。敵はまるでその場に釘付けになったかのように動きが鈍り、その隙に弾倉の中身をまとめて叩き込める。このシステムは戦闘に見事なアクセントを加えている。往年の「トゥームレイダー」らしい戦闘を現代的にアップデートすると同時に、ララに心強いアドバンテージを与えてくれる要素でもある。個人的には、ゲームをさらに進めた先で、このフォーカスチャージにより強力な使い道が用意されているのか気になるところだ。たとえば、サッカーパンチによる『Ghost of Tsushima』(
レビュー
)や『Ghost of Yōtei』(
レビュー
)のように、ゲージを複数消費する代わりに、壊滅的な威力の特殊攻撃やアビリティを放てるようになるのだろうか。
しかし、「トゥームレイダー」流のガン=フーを存分に試す前に、突然の邪魔者が現れた。シリーズ屈指の名シーンが幕を開けたのだ。闘技場のようなエリアに姿を現したのは、巨大なティラノサウルス。ララはもちろん、それまで戦っていた敵たちまでもが慌てて逃げ出すことになった。この場面は全面的に刷新されており、初代PlayStation時代の限られた表現力で描かれていたシーンが、はるかに映画的な演出へと進化しているのだ。その変化は、Naughty Dogが「クラッシュ・バンディクー」で画面奥からこちらへ向かって走ったり跳んだりしていた時代から、PS3でネイサン・ドレイクが暴走する列車の上を飛び回るようになった進化を思い起こさせる。かつてのような単純な撃ち合いではなく、このシーンはプレイアブルな逃走劇として始まる。ララは危険なジャングルの道を駆け抜けながら、滑り込み、スイングし、よじ登りつつ、鋭い牙をむくティラノサウルスから逃げ延びなければならない。ティラノサウルスの脚の間をララがスライディングでくぐり抜ける場面では、映像演出とスローモーションが効果的に使われており、強い緊迫感が生まれている。同時に、最新のララ役として二丁拳銃を受け継いだ
アリックス・ウィルトン・リーガン
の演技も印象的だ。彼女は状況を飲み込めず混乱しながらも、必死に生き延びようとするララの心情を見事に表現している。

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