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HD-2Dで描かれるターン制FFは、発売が待ち遠しい出来 『ファイナルファンタジー レゾナンス』IGN独占プレビュー
📰 Michael Higham
👤 Michael Higham
🕒 2026-06-10 01:03:32
AI 摘要 · 其他
Square Enix宣布《最终幻想:共鸣》将于2026年推出,该作基于2025年停运的《最终幻想:Brave Exvius》重制,采用HD-2D艺术风格与传统回合制战斗系统,无微交易设计。游戏以《Brave Exvius》第一季剧情为基础,重构战斗系统与地图设计,保留飞空艇、幻兽等经典元素,同时加入新角色与更丰富的属性相克机制。
3時間にわたってプレイした筆者が、現時点で今年もっとも楽しみにしているゲーム
HD-2Dのターン制『ファイナルファンタジー』だって?――にわかには信じがたい話だ。昔ながらの「ファイナルファンタジー」やJRPGで育った身としては、スクウェア・エニックスで約3時間にわたって『ファイナルファンタジー レゾナンス』(以下、「レゾナンス」)を実際にプレイできたこと自体も、やはり信じられない思いだった。5歳の頃に『ファイナルファンタジーIV』や『ファイナルファンタジーVI』のクリアに悪戦苦闘していた時代から、今なお喜んで何百時間も注ぎ込んでいる『ファイナルファンタジーXIV』に至るまで――そしてその間にある数々の作品も含めて、このシリーズは私という人間を形作る一部であり続けてきた。だからこそ、2026年の今、本シリーズがターン制バトルと表現力豊かなピクセルアートを備えた本格的なコンソール向けRPGとして、ある意味で原点へと回帰する姿を見るのは実に感慨深い。語りたいことは山ほどあるが、まず最初に言っておきたい。
今年は期待作がひしめく一年だが、その中でも私が最も楽しみにしているのが『ファイナルファンタジー レゾナンス』だ。
まず前提として説明しておくと、「レゾナンス」は2025年にサービスを終了したモバイル向け『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』(以下、「ブレイブエクスヴィアス」)を原作とする翻案作品だ。同作は10年にわたって運営が続いた人気タイトルでもある。そして誤解のないようにはっきり言っておくが、「レゾナンス」にはマイクロトランザクションは存在しない。ガチャゲームでもない。ひょっとすると、あなたは「『オクトパストラベラー0』が、モバイルゲーム『オクトパストラベラー 大陸の覇者』を再構築した作品だったのと同じようなものだろう」と思うかもしれない。しかし、「レゾナンス」ではかなり事情が異なる。本作は「ブレイブエクスヴィアス」の移植版でもなければ、リメイクですらない。むしろ同作の物語を土台としつつ、戦闘システムやフィールドマップを完全に刷新した新作RPGと呼ぶべき作品だ。ストーリーは「ブレイブエクスヴィアス」第1シーズンをベースにしながら、伝統的なコンソールRPG向けに再構成されており、それ以外の要素はゼロから作り直されている。飛空艇やチョコボ、おなじみの幻獣はもちろん健在で、HD-2Dのアートスタイルもこれまで以上に緻密な表現を実現している。
本作は「ブレイブエクスヴィアス」の移植版でもなければ、リメイクですらない。むしろ同作の物語を土台としつつ、戦闘システムやフィールドマップを完全に刷新した新作RPGと呼ぶべき作品だ
「レゾナンス」の主人公は、グランシェルト王国の心優しい騎士レインだ。彼は国王でもある父親との関係に複雑な事情を抱えている。物語の序盤では、世界を支えるクリスタルを常闇のヴェリアスによる破壊から守るため、レインと仲間たちが戦いに身を投じることになる。その仲間には、実直な性格の騎士でありレインの幼なじみでもあるラスウェル、歴代シドたちの後を継ぎ一流の技術者を目指すリド、そして世界を維持するクリスタルと深い関わりを持つ召喚士であり、記憶を失っている少女フィーナがいる。実に「ファイナルファンタジーらしい」導入であり、「ブレイブエクスヴィアス」をプレイしたことがある人なら、ここまでの説明だけでもおなじみの内容に感じるだろう(参考:
「ブレイブエクスヴィアス」のキャラクターページ
、
「レゾナンス」のキャラクターページ
)。
今回プレイしたデモでは、水域によって隔てられた複数の大陸で構成されるワールドマップの一部を探索したほか、「ラリホー!」という威勢のいい挨拶で迎えられるドワーフの町「ドワーフズ・フォージ」を訪れ、さらにストーリーダンジョンを丸ごとひとつ攻略し、その最後に待ち受ける大型ボスとの戦闘まで体験できた。第一印象としては、かなり明るく色彩豊かな冒険になりそうだ。どこかおどけた雰囲気を持つボイス演技も、その印象を後押ししている。全体的に、より陽気で親しみやすいドラマを目指しているように感じられた。その雰囲気は、近年のHD-2D版『ドラゴンクエスト』リメイク作品を思い出させる部分もある。「レゾナンス」はコミカルな一面をかなり前面に押し出しているが、もっとも「ファイナルファンタジー」である以上、その先にはよりシリアスで重い展開も待ち受けているのだろう。
今回攻略したダンジョンでは、ドワーフの鍛冶場から行方不明になった名匠ボリンの行方を追うことになる。ボリンはリドが特に慕っている技術者でもある。ドワーフたちは彼が何者かに誘拐されたと話しており、その時点でプレイヤーにも、彼の卓越した技術力を狙われ、何らかの邪悪な企みに協力させられているのだろうということは容易に想像がつく。その捜索の果てに訪れるのが「モブリズ飛空艇工場」だ。迷路のように入り組んだこのダンジョンには、ちょっとした謎解き要素やストーリーイベント、時間制限付きの脱出パートが用意されている。そして最後には、高速で走る貨物列車の上で、レーザー砲を搭載した巨大バイクと激突するという、とびきり派手なボス戦が待ち受けていた。
肝心の戦闘はというと、「レゾナンス」はATB(アクティブタイムバトル)システムを採用しておらず、代わりに画面上部へ行動順が表示されるオーソドックスなターン制バトルを採用している。敵には「スタッガーゲージ」が設定されており、攻撃を当てるたびに蓄積していく。さらに、敵の属性弱点を突いた場合はスタッガー値をより大きく増加させられる。この仕組みは、『ファイナルファンタジーXIII』のブレイクや『ファイナルファンタジーVII リメイク』のバーストを、ターン制向けにアレンジしたような印象だ。そのため属性相性は戦闘において非常に重要な要素となっており、パーティ全体で幅広い属性を扱えるようにしておくことが求められる。ただし、だからといって属性ごとに適切な仲間へ入れ替えるわけではない。本作には「ビジョン」と呼ばれるシステムが存在する。これは「ペルソナ」シリーズにおけるペルソナや、『ジョジョの奇妙な冒険』のスタンドをイメージするとわかりやすいだろう。各キャラクターはビジョンを装備でき、それぞれ固有のスキルセットを備えている。これによって、パーティメンバーにさまざまな能力を付与し、戦術の幅を広げられるのだ。
ビジョンの多くは本作オリジナルのキャラクターだが、「ブレイブエクスヴィアス」、そしておそらく「レゾナンス」においても大きな魅力のひとつとなるのが、歴代「ファイナルファンタジー」シリーズの主要キャラクターたちが装備可能なビジョンとして登場する点だ。たとえば、『ファイナルファンタジーXIV』のヤ・シュトラは、水属性魔法や回復魔法を扱えるビジョンとして登場する。一方で、『ファイナルファンタジーVII』のクラウドは、多彩な雷属性魔法と高威力の物理攻撃をもたらしてくれる。ただし、これらのビジョンは装備したキャラクター本来の技や能力を置き換えるわけではない。あくまで既存の能力に新たな選択肢を加え、そのキャラクターがこなせる役割や戦術の幅を広げるための仕組みとなっている。
そのため、戦闘では敵をスタッガー状態に持ち込むことが重要な目標となる。というのも、敵をスタッガーさせたパーティメンバーは「ボーナスフェーズ」に突入し、追加ターンを獲得できるからだ。さらに、敵全員をスタッガー状態にすると、パーティに装備している4体のビジョンのうち1体を呼び出し、「レゾナンス」と呼ばれる総攻撃のような特殊アクションを発動できる。これにより莫大なダメージを与えたり、苦しい局面で必要な支援効果を得たりすることが可能だ。そして、適切な魔法や攻撃で弱点を突きながら敵をスタッガーさせ、さらにビジョンの力を呼び出していくと、戦闘は雪だるま式に有利になっていく。大ダメージが次々と連鎖する、爽快な展開へと発展していくのだ。
歴代「ファイナルファンタジー」シリーズの主要キャラクターたちが装備可能なビジョンとして登場
ビジョンを呼び出す際には、往年の「ファイナルファンタジー」で幻獣を使用したときのような専用CGムービーが再生される。ただ、個人的にはこれが少しちぐはぐに感じられた。映像そのものが悪いわけではなく、むしろ見栄えはいい。しかし、突然CGによるシネマティック映像が挿入され、その直後にゲーム本編の美しいピクセルアートへ戻るため、どこか不思議な違和感が生まれてしまっているのだ。少々浮いているように感じるものの、正直なところ、こうした演出は最初の数回こそじっくり見るが、その後は毎回スキップする類のものでもある。一方で、ビジョンそのもののピクセルアートは素晴らしい出来栄えだ。各キャラクターの背後に幻想的な存在として寄り添う姿は非常に見映えが良く、さらにゲーム内エンジンによるアニメーションによって、原作では見られなかった新たな魅力や存在感が与えられている。
今回確認できたのは、以下のようなキャラクターたちだ。
ヤ・シュトラ(『ファイナルファンタジーXIV』)
クラウド(『ファイナルファンタジーVII』)
ウォーリアオブライト(初代『ファイナルファンタジー』)
ティナ(『ファイナルファンタジーVI』)
ジタン・トライバル(『ファイナルファンタジーIX』)
シャントット(『ファイナルファンタジーXI』)
そして私は、シリーズを彩ってきたほかの主役級キャラクターたちが、「レゾナンス」でどのようなビジョンとして姿を現すのか、今から楽しみで仕方がない。
戦闘におけるもうひとつの興味深い要素が、フィーナが「本物の召喚士」として描かれている点だ。幻獣(召喚獣)を戦闘へ呼び出せるのは彼女だけであり、そのおかげでフィーナは非常に独自性の高いパーティメンバーとなっている。今回の試遊では、最初から使用できる幻獣として、卓越した回復・支援能力をもつ歌姫セイレーンを使うことができた。また、雷を司る神ラムウを仲間に加える場面も体験できた。「レゾナンス」では、新たな幻獣は各地のサブダンジョンで発見し、強力なボスとして立ちはだかる彼らを打ち倒すことで仲間になる。そうしたダンジョンはワールドマップの片隅にひっそりと隠されており、本作が昔ながらのRPGらしい探索要素を取り入れていることを示す仕組みのひとつとなっている。もちろん、幻獣探しをしたくなる理由は戦闘中の見た目が格好いいからだけではない。新たな幻獣を獲得することでフィーナの能力の幅はさらに広がり、ここぞという場面で召喚すれば戦況を一変させる力を発揮してくれるのだ。
歴代「ファイナルファンタジー」作品に由来するビジョンについても、同じような仕組みが用意されている。ワールドマップ上には各ビジョンに対応した祠が点在しており、そこを訪れると、そのビジョンの出典となった「ファイナルファンタジー」作品の名場面が夢のような映像演出とともに振り返られる。その後、プレイヤーは該当キャラクターや作品の物語に関するいくつかの質問に答えることになり、それを経てビジョンが解放される。シリーズへのオマージュとして用意された仕掛けといったところだろう。回答内容がどのような影響を与えるのかは、正直なところ私にもまだよくわかっていない。しかし、自分の記憶を試されるような小粋なクイズになっており、質問の前には物語の背景も説明されるため、回答の文脈も理解しやすい。ただし注意点もある。各作品のストーリーを要約したり、実際のイベントシーンを見せたりするため、まだプレイしていない作品がある人はネタバレを食らってしまう可能性がある。
本作では、ビジョンがゲームシステムの中心に据えられており、戦況に応じてどのビジョンを装備するかという戦略性が非常に重要となる。各ビジョンは使用するほど個別にレベルアップしていき、成長ツリーを通じて新たな魔法やアビリティ、パッシブ効果などを解放できる。すべてのビジョンはどのパーティメンバーにも装備可能だが、キャラクター本来の能力と噛み合う組み合わせを見つけることで、明確な相乗効果を得られるようになっている。もし本作の着想元としてひとつ作品を挙げるなら、それは『ファイナルファンタジーV』だろう。本作のプロデューサー中島啓輔氏とディレクター古屋海斗氏へのインタビューでは、両氏とも『ファイナルファンタジーV』を特にお気に入りの作品として挙げ、そのジョブシステムへの愛着をたびたび語っていた。実際、本作とFF5には共通する柔軟性が感じられる。こうした自由度の高いキャラクター育成やビルド構築は、私がRPGに求める要素のひとつでもある。だからこそ、最終的なゲーム体験が単なる属性相性の管理にとどまらず、より奥深い戦略性へ発展していくことを期待している。
HD-2Dのターン制『ファイナルファンタジー』だって?――にわかには信じがたい話だ。昔ながらの「ファイナルファンタジー」やJRPGで育った身としては、スクウェア・エニックスで約3時間にわたって『ファイナルファンタジー レゾナンス』(以下、「レゾナンス」)を実際にプレイできたこと自体も、やはり信じられない思いだった。5歳の頃に『ファイナルファンタジーIV』や『ファイナルファンタジーVI』のクリアに悪戦苦闘していた時代から、今なお喜んで何百時間も注ぎ込んでいる『ファイナルファンタジーXIV』に至るまで――そしてその間にある数々の作品も含めて、このシリーズは私という人間を形作る一部であり続けてきた。だからこそ、2026年の今、本シリーズがターン制バトルと表現力豊かなピクセルアートを備えた本格的なコンソール向けRPGとして、ある意味で原点へと回帰する姿を見るのは実に感慨深い。語りたいことは山ほどあるが、まず最初に言っておきたい。
今年は期待作がひしめく一年だが、その中でも私が最も楽しみにしているのが『ファイナルファンタジー レゾナンス』だ。
まず前提として説明しておくと、「レゾナンス」は2025年にサービスを終了したモバイル向け『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』(以下、「ブレイブエクスヴィアス」)を原作とする翻案作品だ。同作は10年にわたって運営が続いた人気タイトルでもある。そして誤解のないようにはっきり言っておくが、「レゾナンス」にはマイクロトランザクションは存在しない。ガチャゲームでもない。ひょっとすると、あなたは「『オクトパストラベラー0』が、モバイルゲーム『オクトパストラベラー 大陸の覇者』を再構築した作品だったのと同じようなものだろう」と思うかもしれない。しかし、「レゾナンス」ではかなり事情が異なる。本作は「ブレイブエクスヴィアス」の移植版でもなければ、リメイクですらない。むしろ同作の物語を土台としつつ、戦闘システムやフィールドマップを完全に刷新した新作RPGと呼ぶべき作品だ。ストーリーは「ブレイブエクスヴィアス」第1シーズンをベースにしながら、伝統的なコンソールRPG向けに再構成されており、それ以外の要素はゼロから作り直されている。飛空艇やチョコボ、おなじみの幻獣はもちろん健在で、HD-2Dのアートスタイルもこれまで以上に緻密な表現を実現している。
本作は「ブレイブエクスヴィアス」の移植版でもなければ、リメイクですらない。むしろ同作の物語を土台としつつ、戦闘システムやフィールドマップを完全に刷新した新作RPGと呼ぶべき作品だ
「レゾナンス」の主人公は、グランシェルト王国の心優しい騎士レインだ。彼は国王でもある父親との関係に複雑な事情を抱えている。物語の序盤では、世界を支えるクリスタルを常闇のヴェリアスによる破壊から守るため、レインと仲間たちが戦いに身を投じることになる。その仲間には、実直な性格の騎士でありレインの幼なじみでもあるラスウェル、歴代シドたちの後を継ぎ一流の技術者を目指すリド、そして世界を維持するクリスタルと深い関わりを持つ召喚士であり、記憶を失っている少女フィーナがいる。実に「ファイナルファンタジーらしい」導入であり、「ブレイブエクスヴィアス」をプレイしたことがある人なら、ここまでの説明だけでもおなじみの内容に感じるだろう(参考:
「ブレイブエクスヴィアス」のキャラクターページ
、
「レゾナンス」のキャラクターページ
)。
今回プレイしたデモでは、水域によって隔てられた複数の大陸で構成されるワールドマップの一部を探索したほか、「ラリホー!」という威勢のいい挨拶で迎えられるドワーフの町「ドワーフズ・フォージ」を訪れ、さらにストーリーダンジョンを丸ごとひとつ攻略し、その最後に待ち受ける大型ボスとの戦闘まで体験できた。第一印象としては、かなり明るく色彩豊かな冒険になりそうだ。どこかおどけた雰囲気を持つボイス演技も、その印象を後押ししている。全体的に、より陽気で親しみやすいドラマを目指しているように感じられた。その雰囲気は、近年のHD-2D版『ドラゴンクエスト』リメイク作品を思い出させる部分もある。「レゾナンス」はコミカルな一面をかなり前面に押し出しているが、もっとも「ファイナルファンタジー」である以上、その先にはよりシリアスで重い展開も待ち受けているのだろう。
今回攻略したダンジョンでは、ドワーフの鍛冶場から行方不明になった名匠ボリンの行方を追うことになる。ボリンはリドが特に慕っている技術者でもある。ドワーフたちは彼が何者かに誘拐されたと話しており、その時点でプレイヤーにも、彼の卓越した技術力を狙われ、何らかの邪悪な企みに協力させられているのだろうということは容易に想像がつく。その捜索の果てに訪れるのが「モブリズ飛空艇工場」だ。迷路のように入り組んだこのダンジョンには、ちょっとした謎解き要素やストーリーイベント、時間制限付きの脱出パートが用意されている。そして最後には、高速で走る貨物列車の上で、レーザー砲を搭載した巨大バイクと激突するという、とびきり派手なボス戦が待ち受けていた。
肝心の戦闘はというと、「レゾナンス」はATB(アクティブタイムバトル)システムを採用しておらず、代わりに画面上部へ行動順が表示されるオーソドックスなターン制バトルを採用している。敵には「スタッガーゲージ」が設定されており、攻撃を当てるたびに蓄積していく。さらに、敵の属性弱点を突いた場合はスタッガー値をより大きく増加させられる。この仕組みは、『ファイナルファンタジーXIII』のブレイクや『ファイナルファンタジーVII リメイク』のバーストを、ターン制向けにアレンジしたような印象だ。そのため属性相性は戦闘において非常に重要な要素となっており、パーティ全体で幅広い属性を扱えるようにしておくことが求められる。ただし、だからといって属性ごとに適切な仲間へ入れ替えるわけではない。本作には「ビジョン」と呼ばれるシステムが存在する。これは「ペルソナ」シリーズにおけるペルソナや、『ジョジョの奇妙な冒険』のスタンドをイメージするとわかりやすいだろう。各キャラクターはビジョンを装備でき、それぞれ固有のスキルセットを備えている。これによって、パーティメンバーにさまざまな能力を付与し、戦術の幅を広げられるのだ。
ビジョンの多くは本作オリジナルのキャラクターだが、「ブレイブエクスヴィアス」、そしておそらく「レゾナンス」においても大きな魅力のひとつとなるのが、歴代「ファイナルファンタジー」シリーズの主要キャラクターたちが装備可能なビジョンとして登場する点だ。たとえば、『ファイナルファンタジーXIV』のヤ・シュトラは、水属性魔法や回復魔法を扱えるビジョンとして登場する。一方で、『ファイナルファンタジーVII』のクラウドは、多彩な雷属性魔法と高威力の物理攻撃をもたらしてくれる。ただし、これらのビジョンは装備したキャラクター本来の技や能力を置き換えるわけではない。あくまで既存の能力に新たな選択肢を加え、そのキャラクターがこなせる役割や戦術の幅を広げるための仕組みとなっている。
そのため、戦闘では敵をスタッガー状態に持ち込むことが重要な目標となる。というのも、敵をスタッガーさせたパーティメンバーは「ボーナスフェーズ」に突入し、追加ターンを獲得できるからだ。さらに、敵全員をスタッガー状態にすると、パーティに装備している4体のビジョンのうち1体を呼び出し、「レゾナンス」と呼ばれる総攻撃のような特殊アクションを発動できる。これにより莫大なダメージを与えたり、苦しい局面で必要な支援効果を得たりすることが可能だ。そして、適切な魔法や攻撃で弱点を突きながら敵をスタッガーさせ、さらにビジョンの力を呼び出していくと、戦闘は雪だるま式に有利になっていく。大ダメージが次々と連鎖する、爽快な展開へと発展していくのだ。
歴代「ファイナルファンタジー」シリーズの主要キャラクターたちが装備可能なビジョンとして登場
ビジョンを呼び出す際には、往年の「ファイナルファンタジー」で幻獣を使用したときのような専用CGムービーが再生される。ただ、個人的にはこれが少しちぐはぐに感じられた。映像そのものが悪いわけではなく、むしろ見栄えはいい。しかし、突然CGによるシネマティック映像が挿入され、その直後にゲーム本編の美しいピクセルアートへ戻るため、どこか不思議な違和感が生まれてしまっているのだ。少々浮いているように感じるものの、正直なところ、こうした演出は最初の数回こそじっくり見るが、その後は毎回スキップする類のものでもある。一方で、ビジョンそのもののピクセルアートは素晴らしい出来栄えだ。各キャラクターの背後に幻想的な存在として寄り添う姿は非常に見映えが良く、さらにゲーム内エンジンによるアニメーションによって、原作では見られなかった新たな魅力や存在感が与えられている。
今回確認できたのは、以下のようなキャラクターたちだ。
ヤ・シュトラ(『ファイナルファンタジーXIV』)
クラウド(『ファイナルファンタジーVII』)
ウォーリアオブライト(初代『ファイナルファンタジー』)
ティナ(『ファイナルファンタジーVI』)
ジタン・トライバル(『ファイナルファンタジーIX』)
シャントット(『ファイナルファンタジーXI』)
そして私は、シリーズを彩ってきたほかの主役級キャラクターたちが、「レゾナンス」でどのようなビジョンとして姿を現すのか、今から楽しみで仕方がない。
戦闘におけるもうひとつの興味深い要素が、フィーナが「本物の召喚士」として描かれている点だ。幻獣(召喚獣)を戦闘へ呼び出せるのは彼女だけであり、そのおかげでフィーナは非常に独自性の高いパーティメンバーとなっている。今回の試遊では、最初から使用できる幻獣として、卓越した回復・支援能力をもつ歌姫セイレーンを使うことができた。また、雷を司る神ラムウを仲間に加える場面も体験できた。「レゾナンス」では、新たな幻獣は各地のサブダンジョンで発見し、強力なボスとして立ちはだかる彼らを打ち倒すことで仲間になる。そうしたダンジョンはワールドマップの片隅にひっそりと隠されており、本作が昔ながらのRPGらしい探索要素を取り入れていることを示す仕組みのひとつとなっている。もちろん、幻獣探しをしたくなる理由は戦闘中の見た目が格好いいからだけではない。新たな幻獣を獲得することでフィーナの能力の幅はさらに広がり、ここぞという場面で召喚すれば戦況を一変させる力を発揮してくれるのだ。
歴代「ファイナルファンタジー」作品に由来するビジョンについても、同じような仕組みが用意されている。ワールドマップ上には各ビジョンに対応した祠が点在しており、そこを訪れると、そのビジョンの出典となった「ファイナルファンタジー」作品の名場面が夢のような映像演出とともに振り返られる。その後、プレイヤーは該当キャラクターや作品の物語に関するいくつかの質問に答えることになり、それを経てビジョンが解放される。シリーズへのオマージュとして用意された仕掛けといったところだろう。回答内容がどのような影響を与えるのかは、正直なところ私にもまだよくわかっていない。しかし、自分の記憶を試されるような小粋なクイズになっており、質問の前には物語の背景も説明されるため、回答の文脈も理解しやすい。ただし注意点もある。各作品のストーリーを要約したり、実際のイベントシーンを見せたりするため、まだプレイしていない作品がある人はネタバレを食らってしまう可能性がある。
本作では、ビジョンがゲームシステムの中心に据えられており、戦況に応じてどのビジョンを装備するかという戦略性が非常に重要となる。各ビジョンは使用するほど個別にレベルアップしていき、成長ツリーを通じて新たな魔法やアビリティ、パッシブ効果などを解放できる。すべてのビジョンはどのパーティメンバーにも装備可能だが、キャラクター本来の能力と噛み合う組み合わせを見つけることで、明確な相乗効果を得られるようになっている。もし本作の着想元としてひとつ作品を挙げるなら、それは『ファイナルファンタジーV』だろう。本作のプロデューサー中島啓輔氏とディレクター古屋海斗氏へのインタビューでは、両氏とも『ファイナルファンタジーV』を特にお気に入りの作品として挙げ、そのジョブシステムへの愛着をたびたび語っていた。実際、本作とFF5には共通する柔軟性が感じられる。こうした自由度の高いキャラクター育成やビルド構築は、私がRPGに求める要素のひとつでもある。だからこそ、最終的なゲーム体験が単なる属性相性の管理にとどまらず、より奥深い戦略性へ発展していくことを期待している。